2009年08月01日

コンテンツ

・僕が学生さん達に伝えたいこと

・企業から見た就活
   →就活サイト、リクナビを使う企業の心理

・採用担当に注目される履歴書
   →(1)履歴書の現実
   →(2)就活の履歴書における「写真」
   →(3)就活の履歴書における「学歴」
   →(4)就活の履歴書における「資格」
   →(5)就活の履歴書における「趣味・特技」
   →(6)就活の履歴書における「長所・短所」
   →(7)就活の履歴書における「志望動機」
   →(8)就活の履歴書なんて、いらない!

・就活における『説明会』 〜騙されるな!〜

・人事担当から見た、各種試験
   →(1)人事担当から見た「適性検査」 〜いくらでも誤魔化せる!?〜
   →(2)人事担当から見た「グループディスカッション」 〜GD楽勝攻略〜
   →(3)人事担当から見た「筆記試験」 〜地道に…〜
   →(4)人事担当から見た「面接」(1) 〜面接官の趣味・嗜好?〜
   →(5)人事担当から見た「面接」(2) 〜自己アピールと自慢〜
   →(6)人事担当から見た「面接」(3) 〜何を答えるべきか〜
   →(7)人事担当から見た『面接』(4)〜質問=最大のアピールチャンス〜
   →(8)人事担当から見た『面接』(5)〜印象で合否が決まる!〜

・時期別就活戦線
   →春の就活生〜就活本格化!乗り遅れるな!〜

・就活の裏側コラム
   →就活学生がつく「ウソ」〜面接官を出し抜け!〜
   →就活でプッシュする時 〜他の学生と差をつける〜
   →遅刻という危機〜それを好印象に変えろ〜
   →自己分析の目的 〜可能性を小さくする?〜
   →内定辞退 〜後悔せず、自信を持って辞めろ〜
   →2010年度採用の就活状況 〜氷河期だからこそ…〜
   →新卒に企業が求める能力〜辞めない力?〜
   →内定への最短距離〜採用コンセプトを掴め〜(上)
   →内定への最短距離〜採用コンセプトを掴め〜(下)


・本当に学生がするべきこと
   →リクナビだけでいいのか 〜真の優良企業はどこにある〜
   →良い会社選びとは(上)〜転職のハナシ〜NEW!!
   →良い会社選びとは(下)〜転職市場のハナシ〜NEW!!




posted by 某企業新卒採用担当M at 01:28 | Comment(11) | コンテンツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

良い会社選びとは(下)〜転職市場のハナシ〜

 さて前回は、新卒の学生は、就活で「続けられる企業を選ぼう」という話をしましたが、その続きです。

 何故、「働き続けられる会社」を選ぶことが、将来の自分にとって、「良い会社選び」と言えるのでしょうか。

 僕の会社でも、時々中途社員を募集します。

 すると、求人広告の打ち出し方がいいのか、かなりの人数から応募をいただきます。
 具体的には、募集人数の百倍近い方からご応募をいただきます。

 しかし、特に待遇がいいわけではありません。ぶっちゃけてしまえば、月給は24万円です。
 それでも、社会人1,2年目の方から、40代、50代の方まで多くの方に応募していていただきます。

 そして、その時に当然何百枚もの履歴書を拝見するのですが、その時にいつも驚かされるのが、その『転職回数の多さ』です。

 20代で転職5回目、なんて方もザラにいます。
 独身女性で、3、40代の方とかですと、職務経歴書に書ききれないくらい、それこそ何十社もの会社を転々としている方もいます。

 本来ならば、かなりの経験を積んでいる方のはずなのに、どうして月給24万円・未経験可の仕事に嬉々として応募してくるのでしょうか。

 それは、彼らの転職が
 キャリアアップではなく、ただ「嫌だから辞めた」という、言わば「キャリアのリセット」だからです。

 そして、そういう転職は『悪癖』になってしまいます。
 その人にとって「ちょっと嫌だから、職場を変える」のが、当たり前になってしまっているのです。
 その人が仕事である程度のストレスを感じると「転職」という選択肢が真っ先に思い浮かぶような状態になってしまうのです。

 正直、ある程度以上、転職回数が多い方は、申し訳ないのですが僕の会社では、書類審査で落としてしまいます。

 転職回数が多いというのは、それだけで「また、すぐに辞める危険性が高い」ことに他ならないからです。
(もちろん、個々に事情があって、全て一概には言えません。しかし可能性として、リスクを取れない、ということです。)

 企業は「すぐに辞めてしまう」様な人を採用したくはありません。

 当然、多くの企業の人事は、僕のように考えているのです。

 よく、「転職市場には、良い人間がいない」と言われます。

 本当に良い転職というのは、取引先からの「引き抜き」、または俗に言う「ヘッドハンティング」だけだと思います。

 優秀な方は入社2年目くらいで「引き抜き」されることも珍しくありませんし、20代で「ヘッドハンティング」されることも当然のように起こっています。

 転職の時というのは、本当に選べる企業が限られてしまいます。

 そして、新卒の時とは比べものにならなくらい、厳しい倍率、厳しい環境での就職活動になります。
 
 今、学生で就職活動している方に、僕が言いたいのは、「こんな時代だし、ダメだったら転職すればいいや」などという考えを、絶対に持って欲しくない、ということです。

 新卒の就活は、本当に人生を決めてしまうくらい重要です。

 最初に選んだ企業が、どんな会社で、そこでどれだけ(たとえ辛くても)働き続けられたかで、人生が決まってしまうのだと、思ってください。

 終身雇用がベストだというわけではありませんが、最低でも3年、出来れば5年は続けられる企業を、就活中の皆さんは、是非選んでください。

   →コンテンツ一覧へ
posted by 某企業新卒採用担当M at 01:27 | Comment(2) | 本当に学生がするべきこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

良い会社選びとは(下)〜転職市場のハナシ〜

 さて前回は、新卒の学生は、就活で「続けられる企業を選ぼう」という話をしましたが、その続きです。

 何故、「働き続けられる会社」を選ぶことが、将来の自分にとって、「良い会社選び」と言えるのでしょうか。

 僕の会社でも、時々中途社員を募集します。

 すると、求人広告の打ち出し方がいいのか、かなりの人数から応募をいただきます。
 具体的には、募集人数の百倍近い方からご応募をいただきます。

 しかし、特に待遇がいいわけではありません。ぶっちゃけてしまえば、月給は24万円です。
 それでも、社会人1,2年目の方から、40代、50代の方まで多くの方に応募していていただきます。

 そして、その時に当然何百枚もの履歴書を拝見するのですが、その時にいつも驚かされるのが、その『転職回数の多さ』です。

 20代で転職5回目、なんて方もザラにいます。
 独身女性で、3、40代の方とかですと、職務経歴書に書ききれないくらい、それこそ何十社もの会社を転々としている方もいます。

 本来ならば、かなりの経験を積んでいる方のはずなのに、どうして月給24万円・未経験可の仕事に嬉々として応募してくるのでしょうか。

 それは、彼らの転職が
 キャリアアップではなく、ただ「嫌だから辞めた」という、言わば「キャリアのリセット」だからです。

 そして、そういう転職は『悪癖』になってしまいます。
 その人にとって「ちょっと嫌だから、職場を変える」のが、当たり前になってしまっているのです。
 その人が仕事である程度のストレスを感じると「転職」という選択肢が真っ先に思い浮かぶような状態になってしまうのです。

 正直、ある程度以上、転職回数が多い方は、申し訳ないのですが僕の会社では、書類審査で落としてしまいます。

 転職回数が多いというのは、それだけで「また、すぐに辞める危険性が高い」ことに他ならないからです。
(もちろん、個々に事情があって、全て一概には言えません。しかし可能性として、リスクを取れない、ということです。)

 企業は「すぐに辞めてしまう」様な人を採用したくはありません。

 当然、多くの企業の人事は、僕のように考えているのです。

 よく、「転職市場には、良い人間がいない」と言われます。

 本当に良い転職というのは、取引先からの「引き抜き」、または俗に言う「ヘッドハンティング」だけだと思います。

 優秀な方は入社2年目くらいで「引き抜き」されることも珍しくありませんし、20代で「ヘッドハンティング」されることも当然のように起こっています。

 転職の時というのは、本当に選べる企業が限られてしまいます。

 そして、新卒の時とは比べものにならなくらい、厳しい倍率、厳しい環境での就職活動になります。
 
 今、学生で就職活動している方に、僕が言いたいのは、「こんな時代だし、ダメだったら転職すればいいや」などという考えを、絶対に持って欲しくない、ということです。

 新卒の就活は、本当に人生を決めてしまうくらい重要です。

 最初に選んだ企業が、どんな会社で、そこでどれだけ(たとえ辛くても)働き続けられたかで、人生が決まってしまうのだと、思ってください。

 終身雇用がベストだというわけではありませんが、最低でも3年、出来れば5年は続けられる企業を、就活中の皆さんは、是非選んでください。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 11:20 | Comment(2) | 本当に学生がするべきこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする