と思う方もいらっしゃるかもしれません。
全然そんなことありません。
そもそも写真は、何人かを面接をした後、「どうしよっかな〜」と考えて、履歴書を並べる時、唯一残るイメージです。
極端な話し、写真が、メチャメチャ美人で可愛い女の子だったら、「もう一回会ってみよう」と思うかもしれません。
それが、照明の暗い写真で生意気そうな表情で、かつ不精ヒゲの伸びた男だったら「もういいや」となってしまうかもしれません。
これは、僕が女性好き(笑)だから、起こる話しではなく、
採用の現場で
極めて日常的に行われている現実です。
もちろん企業の面接官に「やっぱり顔で選ぶんですか?」と聞いても、
100%「そんなことは絶対ありません」と答えるでしょうし、私自身も、そんなことがあってはならない、と思っています。
しかし、上記のような二枚の履歴書があって、面接の印象がほとんど同じだったら、おそらく写真の可愛い女の子の方が、選ばれる確率は高いと思います。
企業は、そして採用担当者は、これから一緒に働く人を選んでいます。
私は採用担当になり、合否の決定権を与えられた時に、上司から
「一緒に働きたいと思える人を選べ。」
と言われました。
各企業の採用基準は、本当に千差万別ですが、
唯一絶対の採用基準
があるとしたら、それは
「こいつと一緒に働きたい」と思えるかどうか、
だと思います。
きっとそれは「企業理念に同調しているか」などよりも、採用の現場でずっと重要なポイントになり得ると思います。
そんなわけで、写真は履歴書において、一番重要なポイントになり得るんです。
では、どんな写真が良いでしょうか。
例えば、某大学の履歴書は、写真を貼る欄が通常の履歴書より一回り大きいです。
それだけで、採用担当である私は、履歴書を見比べた際、印象に残ってしまいます。
「いい表情で、印象に残る」ことが、履歴書の写真のミッションであるとしたら、それも一つの作戦だと思います。
よく、スピード写真で撮った写真を履歴書に貼ってくる人がいます。
全く問題ないのですが、やはり写真屋で撮った写真に比べて、若干見劣りしてしまいます。
何千枚も履歴書を見ていると、パッと見で「あ、スピード写真だな」とか「これは写真屋だろうな、キレイに撮れてるな」とか分かります。
そして場合によっては、写真屋のほうが「彼はうちの選考に対して、真面目に考えてるのかな」などと思うかもしれません。
私自身は、学生で就職活動をしている際は、スピード写真を使っていました。
そして、某有名一部上場企業に内定を貰えたりもしていたので、スピード写真が悪いわけではありません。
ほとんど気にしない企業もたくさんあると思います。
しかし、その後の面接などを抜きにして、「履歴書」を武器にするならば、写真は手を抜かない方がいいと思います。
「私はブサイクだから」などと思っても始まりません。
写真屋で、ちょっと斜に構えて撮影するだけで、
採用担当を「オッ」と思わせることは充分に出来るんじゃないかと思います。
※ただ、印象が重要だとは言っても、非常識なものは論外です。
「プリクラを貼る」「(女性なら)胸元の大きく開いた服で撮影する」「ネックレス、ペンダントをつける」「(男性なら)何故かノーネクタイ」
(さすがに、「プリクラ」は見たことがありませんが、その他は実際に見たことがあります。)
あくまでも、常識の範囲内で、ちょっとだけ印象に残る、というのを心がけてみてください。
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