2009年02月10日

E人事担当から見た「面接」(3) 〜何を答えるべきか〜

 接に行くと、当然面接官はあなたに質問します。
 
 その質問に対して、

 「何を」

 「どのように」

 答えるかによって、学生が採用されるかどうかが決まります。


 つまり、質問への「答え」と、「答える際の態度」です。


 「答える際の態度」については、次々項に譲るとして、

 ここではまず、答える内容についてです。


 最近では、

 企業も、容易に面接対策をされないように

 本当に多種多様な質問を用意しています。


 もちろん、、「志望動機は?」や「あなたの長所は?」のような、

 ありきたりな質問
もありますが、

 中には、

 「あなたを、四字熟語でたとえると?」

 や

 「あなたが最近読んだ本を、5つ教えてください。
 そして、そのうちの1冊の内容を紹介してください。」


 くらいなら、まだいい方で、

 「あなたは、前世はなんだったと思いますか、また、生まれ変わるとしたら、来世は何に生まれたいですか。」

 などという、「ちょっとアブない人なんじゃ……」と思う質問や、

 「先日、文化庁よりBlu-ray Disc対応機器を私的複製の補償金制度対象とすることに際して、著作権法施行令の一部を改正するというニュースがありましたが、あなたの私見を聞かせてください。」

 というような、思わず「ポカーン」としてしまうような質問まで、様々です。


 正直、考えうる全ての質問の答えを用意しておくことは、もちろん不可能です。

 ですので、用意しておけるのは、志望動機や長所・短所、それこそ履歴書に書いたような内容くらいで、

 全ての質問に対して、完璧な解答を用意する、というのは、

 はっきり言って無理です。



 「みんなの就職活動日記」などで、面接の内容が公開されまくっているのを見ているので、

 私達人事担当も、とても想定出来ないであろう質問を、日夜考えています。

 なので、そこは、早々に諦めた方がいいです。


 じゃあ、どうしたらよいか。


 それは、芯を持った自分、をちゃんとつくりあげておくことです。


 まず、しっかりと自分の長所を表している経験や実績を、

 5つくらい用意しておきます。


 そして、

 「自分はどういう人間か」

 「なんで、自分は働くのか。」

 「将来、〜〜年後、自分はどうしたいか」

 「この会社で、自分はどんな仕事をしたいか」
 を、それぞれ考えておいて下さい。


 もちろん、志望動機・長所・短所も当然です。

 それにプラスして、余裕があれば「企業の業界ニュース」くらいを

 サラッと
流しておけばよいと思います。


 それだけで、ほとんどの企業の面接には、対処できると思います。

 組み合わせや、応用で、何とかなるはずです。


 明らかに、解答不能な質問や、聞いたことのない言葉を含む質問の場合は、

 「すみません、不勉強で大変恐縮ですが、〜〜はどういう意味でしょうか。」

 「〜〜のニュースについては、存じませんでした。」


 と答えてください。

 無理に、的外れな答えを捻り出すよりは、間違いなく好印象です。

 場合によっては、正直にそう言えるかを、試している場合もあります。


 ある程度の用意をして、あとは自信を持って堂々としていること。

 面接官は、学生さんのことを知りたい、と思っているのです。

 そのための質問です。

 あなたの経験や考えを、しっかりと伝えてください。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 02:32 | Comment(0) | 人事担当から見た、各種試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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