2009年03月21日

内定辞退 〜後悔せず、自信を持って辞めろ〜

 就職活動・採用活動も半ばを過ぎ、大体夏休みに差し掛かってくる頃でしょうか。

 僕達、企業の採用担当にとって、実に受け取りたくない電話がかかってきます。


 それが『内定辞退』です。


 7月某日、夕方くらいに不意にかかってくる「あ、こんにちは。御社の来年度内定者の佐藤ですけど…」とちょっとだけ言いにくそうな雰囲気の電話。

 あの電話を取ると、いつも「くぅ〜、マジかよ」とショックを受けています。


 企業からしてみると、内定の辞退は、本当に嫌です。

 内定を出した人は、どこかしら皆、光るものを持っているわけですし、当然そこには「こいつと一緒に働きたいな」という思いもあります。

 特に、内定を出した時や、内定懇親会の時に、すごくやる気のありそうな人に辞退された時は、やっぱりこの仕事をやっていて、特にショックを受ける瞬間です。

 内定辞退者は、極力なら出したくないので、月一で研修をやってみたり、様々なイベントを開いてみたり、社員と触れ合う機会を作って、

 どちらかというと学生に「何か、辞退するって言いづらいな」と思ってもらうわけです。


 とは言っても、企業からすれば、内定辞退が出るのは当然計算済みです。

 ある程度以上の規模の企業は、普通、春と秋、二回ほど採用活動をしています。(もちろん、春採用1回しか行わない企業もたくさんあります。

 秋採用は、春採用での内定辞退者の数を鑑みて、採用予定数を決めていくわけです。

 やはり、秋採用の方が内定を辞退される確率は、グッと減りますので、そこで最終的な内定者の数を固めるというわけです。


 では、学生の視点から見ると、どうでしょうか。

 ここまで散々「内定辞退はキツいんだよ」と言ってきましたが、学生からすれば、内定辞退は、恐れずにドンドンした方がいいです。

 これは意識の問題ですが、本来ならば少しでも違うと思った時点で、内定を出してもらう前に断るのがベストです。

 他の記事でも言っているように、新卒の就職活動は、本当に重要です。

 社会人として最初のキャリアであり、その後、転職を考える際も、最初の仕事がベースになってくることが多いです。

 ですので、本当に自分が一生この仕事をしても、後悔はない、と思えるくらいの仕事を選んで下さい。


 逆に最悪なのが、入社して一年もせずに止めていくパターン。

 今でこそ、「第二新卒」などという、全くもって理解不能なキャリアが存在しますが、ちょっと辛口ですが僕には、「就活に失敗した人」か「根性のない人」という意識しかありません。

 はっきり言って「第二新卒」は、根性が無くて何となく辞めた人の、体のいい言い訳じゃないかと、思ってしまいます。

 そう考えている、企業の人事担当は多いと思います。


 今の学生は「まずはこの会社で3年くらいキャリアを積んで、次は〜〜の業界で…」などと、キャリアアッププランをしっかりと組んでいる人もいます。

 僕はそれを否定するつもりもありませんし、それがしっかりとした、本当の意味での「キャリアアップ」ならば、全く問題ありません。

 しかし、「私はもともと、この会社は3年くらいで辞めるつもり…」という意識があると、仕事をしていて、強いストレスに晒された時、その「辞めるつもり…」を自分への言い訳にして、退職してしまうことも充分にありえます。

 ただ、キャリアアップという考えが悪いわけではありません。むしろしっかり考えてください。


 内定辞退は、本当に言い辛いと思います。

 昔は、相当に罵倒してくる企業もあったと言います。

 ただ、自分がこれがいい、と決めた選択肢ならば、後悔しないためにも、内定辞退には恐れずに取り組んでください。


 そもそも企業だって、学生を選んでいるのです。

 学生だって、企業を選んで然るべきだと、僕は考えています。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 01:37 | Comment(1) | 就活の裏側コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは。
この記事を読ませて貰って少し元気が出ました。

私は、先日お世話になった会社の方々を裏切って、内定を辞退してしまいました。
会社で働く人達には何の不満もなかったのですが、会社の価値観に合わないのかなとずっと迷っていて、こんなに(2。5カ月位)入社前に悩むなら、辞めた方がいいのではないかと思い、、決断しました。

しかし、別に悪く扱われた訳でもないし、私は考えが甘いのかな?と思い、今もずっと後悔していました。
しかも、毎週ほど会社と関わりがあり、罪悪感で一杯です。
だから、「学生だって、企業を選んでしかるべき」という言葉をよんで、選んだ結果だからある程度は仕方なかったのかな。と思いました。

私に甘い考えがあるのは確かですし、まだ後悔して次の就職先を考える事が出来ていません。

でも、頑張ります。ありがとうございます。
Posted by you at 2011年08月11日 01:38
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