2009年08月01日

良い会社選びとは(下)〜転職市場のハナシ〜

 さて前回は、新卒の学生は、就活で「続けられる企業を選ぼう」という話をしましたが、その続きです。

 何故、「働き続けられる会社」を選ぶことが、将来の自分にとって、「良い会社選び」と言えるのでしょうか。

 僕の会社でも、時々中途社員を募集します。

 すると、求人広告の打ち出し方がいいのか、かなりの人数から応募をいただきます。
 具体的には、募集人数の百倍近い方からご応募をいただきます。

 しかし、特に待遇がいいわけではありません。ぶっちゃけてしまえば、月給は24万円です。
 それでも、社会人1,2年目の方から、40代、50代の方まで多くの方に応募していていただきます。

 そして、その時に当然何百枚もの履歴書を拝見するのですが、その時にいつも驚かされるのが、その『転職回数の多さ』です。

 20代で転職5回目、なんて方もザラにいます。
 独身女性で、3、40代の方とかですと、職務経歴書に書ききれないくらい、それこそ何十社もの会社を転々としている方もいます。

 本来ならば、かなりの経験を積んでいる方のはずなのに、どうして月給24万円・未経験可の仕事に嬉々として応募してくるのでしょうか。

 それは、彼らの転職が
 キャリアアップではなく、ただ「嫌だから辞めた」という、言わば「キャリアのリセット」だからです。

 そして、そういう転職は『悪癖』になってしまいます。
 その人にとって「ちょっと嫌だから、職場を変える」のが、当たり前になってしまっているのです。
 その人が仕事である程度のストレスを感じると「転職」という選択肢が真っ先に思い浮かぶような状態になってしまうのです。

 正直、ある程度以上、転職回数が多い方は、申し訳ないのですが僕の会社では、書類審査で落としてしまいます。

 転職回数が多いというのは、それだけで「また、すぐに辞める危険性が高い」ことに他ならないからです。
(もちろん、個々に事情があって、全て一概には言えません。しかし可能性として、リスクを取れない、ということです。)

 企業は「すぐに辞めてしまう」様な人を採用したくはありません。

 当然、多くの企業の人事は、僕のように考えているのです。

 よく、「転職市場には、良い人間がいない」と言われます。

 本当に良い転職というのは、取引先からの「引き抜き」、または俗に言う「ヘッドハンティング」だけだと思います。

 優秀な方は入社2年目くらいで「引き抜き」されることも珍しくありませんし、20代で「ヘッドハンティング」されることも当然のように起こっています。

 転職の時というのは、本当に選べる企業が限られてしまいます。

 そして、新卒の時とは比べものにならなくらい、厳しい倍率、厳しい環境での就職活動になります。
 
 今、学生で就職活動している方に、僕が言いたいのは、「こんな時代だし、ダメだったら転職すればいいや」などという考えを、絶対に持って欲しくない、ということです。

 新卒の就活は、本当に人生を決めてしまうくらい重要です。

 最初に選んだ企業が、どんな会社で、そこでどれだけ(たとえ辛くても)働き続けられたかで、人生が決まってしまうのだと、思ってください。

 終身雇用がベストだというわけではありませんが、最低でも3年、出来れば5年は続けられる企業を、就活中の皆さんは、是非選んでください。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 01:27 | Comment(2) | 本当に学生がするべきこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

良い会社選びとは(下)〜転職市場のハナシ〜

 さて前回は、新卒の学生は、就活で「続けられる企業を選ぼう」という話をしましたが、その続きです。

 何故、「働き続けられる会社」を選ぶことが、将来の自分にとって、「良い会社選び」と言えるのでしょうか。

 僕の会社でも、時々中途社員を募集します。

 すると、求人広告の打ち出し方がいいのか、かなりの人数から応募をいただきます。
 具体的には、募集人数の百倍近い方からご応募をいただきます。

 しかし、特に待遇がいいわけではありません。ぶっちゃけてしまえば、月給は24万円です。
 それでも、社会人1,2年目の方から、40代、50代の方まで多くの方に応募していていただきます。

 そして、その時に当然何百枚もの履歴書を拝見するのですが、その時にいつも驚かされるのが、その『転職回数の多さ』です。

 20代で転職5回目、なんて方もザラにいます。
 独身女性で、3、40代の方とかですと、職務経歴書に書ききれないくらい、それこそ何十社もの会社を転々としている方もいます。

 本来ならば、かなりの経験を積んでいる方のはずなのに、どうして月給24万円・未経験可の仕事に嬉々として応募してくるのでしょうか。

 それは、彼らの転職が
 キャリアアップではなく、ただ「嫌だから辞めた」という、言わば「キャリアのリセット」だからです。

 そして、そういう転職は『悪癖』になってしまいます。
 その人にとって「ちょっと嫌だから、職場を変える」のが、当たり前になってしまっているのです。
 その人が仕事である程度のストレスを感じると「転職」という選択肢が真っ先に思い浮かぶような状態になってしまうのです。

 正直、ある程度以上、転職回数が多い方は、申し訳ないのですが僕の会社では、書類審査で落としてしまいます。

 転職回数が多いというのは、それだけで「また、すぐに辞める危険性が高い」ことに他ならないからです。
(もちろん、個々に事情があって、全て一概には言えません。しかし可能性として、リスクを取れない、ということです。)

 企業は「すぐに辞めてしまう」様な人を採用したくはありません。

 当然、多くの企業の人事は、僕のように考えているのです。

 よく、「転職市場には、良い人間がいない」と言われます。

 本当に良い転職というのは、取引先からの「引き抜き」、または俗に言う「ヘッドハンティング」だけだと思います。

 優秀な方は入社2年目くらいで「引き抜き」されることも珍しくありませんし、20代で「ヘッドハンティング」されることも当然のように起こっています。

 転職の時というのは、本当に選べる企業が限られてしまいます。

 そして、新卒の時とは比べものにならなくらい、厳しい倍率、厳しい環境での就職活動になります。
 
 今、学生で就職活動している方に、僕が言いたいのは、「こんな時代だし、ダメだったら転職すればいいや」などという考えを、絶対に持って欲しくない、ということです。

 新卒の就活は、本当に人生を決めてしまうくらい重要です。

 最初に選んだ企業が、どんな会社で、そこでどれだけ(たとえ辛くても)働き続けられたかで、人生が決まってしまうのだと、思ってください。

 終身雇用がベストだというわけではありませんが、最低でも3年、出来れば5年は続けられる企業を、就活中の皆さんは、是非選んでください。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 11:20 | Comment(2) | 本当に学生がするべきこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月28日

良い会社選びとは(上)〜転職のハナシ〜

 皆さんは、就活をされる時に、どんな基準で企業を選んでいるでしょうか。

 ・自分の興味のある業界を選んでいる
 ・営業をやりたいから、色々な業界の営業職を選んでいる。
 ・共感できる企業理念を持つ企業を選んでいる
 ・大手志向だから、大手ならどこでもいい。
 ・給与の高い企業から面接を受けにいっている。
 ・とりあえず選択肢を増やすために片っ端から内定を集めていく


 色々な基準があると思います。
 
 ただ、色々な企業を見る基準がある中で、僕が絶対的におススメする基準があります。

 それは、

 「働き続けられる企業」

 を選ぶことです。


 最近は、転職を繰り返して、

 色々な業界を経験しながらキャリアアップしていく、

 という働き方が、「カッコいい」と思われています。


 実際、僕自身も、そういう働き方、転職の仕方は素晴らしいと思います。

 願わくば、どんどんキャリアアップしていきたいものです。


 しかし、最近の方は、それを根本的に勘違いしている人が多いように感じます。


 どういうことかと言うと、

 転職をするだけで、上に昇っていけると思っている人が多いのです。

 意識の低い人が「なんとなく」転職をする場合、大概それは

 「ただ、会社が変わっただけ」のことが多いのです。

 その人にとっての、次のキャリアの仕事ではないのです。

 つまり「同じレベルの仕事を別の会社で行っているだけ」なのです。


 「今、働いている会社が嫌だから」転職するというのは、キャリアアップではありません。

 「次働く予定の会社が、自分にとって魅力的だから」転職するというのが、キャリアアップなのです。


 転職の話から、新卒の就活に話を戻します。


 では、何故就活中の皆さんにとって、「働き続けられる会社」を選ぶことが、就活生にとって、本当に良い「会社選び」になるのか。

 少し長くなりそうなので、次回、転職市場の悲惨な様相を交えつつ、より詳しい説明をしたいと思います。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 19:41 | Comment(0) | 本当に学生がするべきこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月10日

リクナビだけでいいのか 〜真の優良企業はどこにある〜

 皆さん、就活の状況はいかがでしょうか。

 既にポツポツと内々定が出始めている人一次面接すら通らない人、様々だと思います。

 今年の就活は、かなり採用を狭めている企業が多いので、まだまだ安心できないという人が大多数かもしれません。

 ところで、皆さんはどのように就活をしているでしょうか。

 おそらく大多数の方は「リクナビ」を使って、就活をしているんじゃないでしょうか。
 「マイナビ」や「en」を使っている人もいるかもしれません。


 ただ、ちょっと待って欲しいと思います。


 確かに「リクナビ」で就活をする学生が、おそらく今日本では一番多いでしょうし、それで間違いないと思います。

 ただ、僕はふと、本当にそれだけでいいのかな、と思ってしまいます。

 日本には300万社の企業があるらしいです。休眠会社などがあるとしても、おそらくその半分は、実際に何らかの営業活動を行っている会社があるわけです。

 その中でリクナビに載っている会社は、1万社にも満たないのです。
 
 つまり、299万社の会社のことは、(たとえ、リクナビ掲載企業を隅から隅まで全部見たとしても、)全く知らずに就活を終えるのです。

 もちろん、リクナビに載っていない会社は、新卒採用を行っていない可能性が高いです。
 実際に、全国の会社の中で、新卒採用を行っている会社は、約1%だと言われています。


 しかし、リクナビには載っていなくても、優秀な学生を新卒で採用したい、と思っている企業は、実はたくさんあるのです。

 以前の記事でも書きましたが、リクナビの掲載料は、非常に高いです。
 毎年、価格が変わるので一概には言えません(ちなみに今年は、だいぶ安いです)が、オプションなど含めると、300万円以上の金額をかける企業もたくさんあります。(学生の皆さんに、メール配信などでおススメされてくる企業は、さらに桁が一つ違う金額をかけていると思っていいです。)
 
 そうなると、「リクナビは高くて出せない」「でも、優秀な学生は大歓迎」という企業はどうしたらいいでしょうか。

 はっきり言いましょう。

 どうしようもないんです。

 値段の安い「マイナビ」や「日経ナビ」などに載せるという手もありますが、優秀な学生のほとんどは「リクナビ」で就活を決めてしまっているというのが現状です。

 現実としては、自社ホームページで細々と募集を出したり、フリーペーパーや新聞折込などに「新卒も歓迎します」などと書いてみたり、またはハローワークに出してみたりしているのが現実です。


 もし、今就職活動を行っている学生さんの中で「ちょっと手詰まりになってきたなぁ」と感じる学生さんは、一度、別の方向に目を向けてみたらどうでしょうか。


 有名な「〜〜ナビ」という名前のサイト以外にも、新卒向けの就活サイトは、たくさんありますし、もしかしたら自社のホームページで募集している会社も、見つかるかもしれません。

 別にそういった会社が、必ずしも優良企業だというわけではないですが、もしかしたら「これは!」と思うような、素晴らしい、面白い会社が見つかるかもしれません。

 何も、全く知らない会社に飛び込んで来いというわけではありません。

 就職活動のちょっとした寄り道感覚として、「リクナビ」以外の何かから、ヒントを探してみたらどうかな、と思うのです。

 そしてもし、面白い会社が見つかり、そういう会社が募集(たとえ中途社員の募集であっても)を出していたら、一度電話をしてみてください。(メールよりも、電話の方が思いが伝わります。)

 「ホームページを拝見し、是非御社で働きたいと思いました。新卒ですので、社会人経験はありませんが、是非一度面接の機会を頂きたいと思います。」とダメで元々で言ってみるのも、面白いと思いますよ。

 リクナビ掲載企業よりは競争率が低いはずですし、何よりも、

リクナビから応募しているだけの就職活動とは、一味違った就職活動の世界が広がることは間違いありません。

 何のために、就職活動をしているのか。

 それは、自分にとって本当に働きたい環境を見つけていくためですよね。

 そのために、決して楽ではない、就職活動をしているのだと思います。

 確かにもしかしたら、剣もほろろに断られてしまうかもしれません。

 しかし、今の就職活動に新たな突破口が欲しいと思うのであれば、やってみる価値は、充分にあると思います。

 是非、挑戦してみてください。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 10:58 | Comment(0) | 本当に学生がするべきこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする