2009年06月28日

良い会社選びとは(上)〜転職のハナシ〜

 皆さんは、就活をされる時に、どんな基準で企業を選んでいるでしょうか。

 ・自分の興味のある業界を選んでいる
 ・営業をやりたいから、色々な業界の営業職を選んでいる。
 ・共感できる企業理念を持つ企業を選んでいる
 ・大手志向だから、大手ならどこでもいい。
 ・給与の高い企業から面接を受けにいっている。
 ・とりあえず選択肢を増やすために片っ端から内定を集めていく


 色々な基準があると思います。
 
 ただ、色々な企業を見る基準がある中で、僕が絶対的におススメする基準があります。

 それは、

 「働き続けられる企業」

 を選ぶことです。


 最近は、転職を繰り返して、

 色々な業界を経験しながらキャリアアップしていく、

 という働き方が、「カッコいい」と思われています。


 実際、僕自身も、そういう働き方、転職の仕方は素晴らしいと思います。

 願わくば、どんどんキャリアアップしていきたいものです。


 しかし、最近の方は、それを根本的に勘違いしている人が多いように感じます。


 どういうことかと言うと、

 転職をするだけで、上に昇っていけると思っている人が多いのです。

 意識の低い人が「なんとなく」転職をする場合、大概それは

 「ただ、会社が変わっただけ」のことが多いのです。

 その人にとっての、次のキャリアの仕事ではないのです。

 つまり「同じレベルの仕事を別の会社で行っているだけ」なのです。


 「今、働いている会社が嫌だから」転職するというのは、キャリアアップではありません。

 「次働く予定の会社が、自分にとって魅力的だから」転職するというのが、キャリアアップなのです。


 転職の話から、新卒の就活に話を戻します。


 では、何故就活中の皆さんにとって、「働き続けられる会社」を選ぶことが、就活生にとって、本当に良い「会社選び」になるのか。

 少し長くなりそうなので、次回、転職市場の悲惨な様相を交えつつ、より詳しい説明をしたいと思います。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 19:41 | Comment(0) | 本当に学生がするべきこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

内定への最短距離〜採用コンセプトを掴め〜(下)

 前回、「採用コンセプト」の話をしました。

 採用コンセプトという言い方は、単純に僕の会社でそう呼んでいるだけで、他社では「採用基準」とか「採用条件」とか、別の呼び方をしているかもしれません。

 ほとんど企業は、この「採用コンセプト」を設定していて、面接の際に学生を見る、ものさしにしているんです。

 そもそも学生というのは社会人経験がないので、中途社員の採用と違って、これまでの実績やスキルから採用・不採用を決めるわけにはいきません。

 そうなると新卒学生の面接では、人間性や性格、熱意といったようなかなり不確定要素の強い部分で判断しなければいけなくなってきます。

 その企業で面接する全て学生を、たった一人の面接官で見ることが出来るのならば、それが一番でしょう。

 採用・不採用の判断基準がブレることもありません。

 しかし実際、大手の企業などでは数千人単位の学生を面接する必要があり、全ての学生を一人の面接官が面接することなど、ほぼ不可能です。

 そうなると、全ての面接官にとって分かりやすい、明確な採用の基準が、どうしても必要になってきます。

 それが「採用コンセプト」なんです。

 この「採用コンセプト」、その全てを学生が掴むことは難しいです。

 企業によってはかなり細かく規定されており、各それぞれの項目において、評定の点数などを点けるようになっていることが多いようです。
 そして、面接官が上の役職になればなるほど、感覚や嗜好を重視して、合格・不合格を決めるケースが多いです。


 では、学生はどうやってこの「採用コンセプト」を掴んでいけばよいでしょうか。

 面接官の持っている「面接シート」や「評定表」などを見ることが出来れば一番ですが、まず間違いなく無理です。

 ですので、一つはやはり、企業ホームページや、リクナビなどの『求める人材』のような項目を、しっかりと読み込むことです。
 そして、自分がそこに書かれているような人間に見えるかどうか、をしっかりと見直してみることです。

 当たり前のことなはずなのに、実際のところ、それをほとんど行わずに面接にくる学生は本当に多いです。

 ですので、その当たり前のことをしっかりと実行して面接に望むだけで、結果はかなり変わってくると思います。

 もう一つは、その会社の社員がどういう人間か、を見ることです。

 特に比較的若い層の社員が、どんな性格なのかを観察して、その人の特徴を2つか3つくらいにまとめてみてください。

 もしかしたら、その中には、企業ホームページや採用ページでは明かしていない「採用コンセプト」が潜んでいるかもしれません。

 若い一年目や二年目の方と、話す機会があれば、面接で質問されそうなことを、こちらから質問してみるのも、かなり有効だと思います。


 兎にも角にも「採用コンセプト」を、おぼろげながらも掴んでから面接に望むのと、そうでないのでは、結果が本当に変わってきます。

 就職活動中の学生さんは、そこの部分を意識して、面接に望んでみてください。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 00:39 | Comment(0) | 就活の裏側コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月17日

内定への最短距離〜採用コンセプトを掴め〜(上)

 ゴールデンウィークも終わり、まだ少数派ではありますが、そろそろ内定が出始めている中、
 「まだ、内定が出そうなところすら、見つからない」
 という学生さんも、少なくないと思います。

 とりわけ今年は、

・多くの企業が採用を絞っている
→受け口が少ない。
・不況が叫ばれているため、学生一人辺りが、受ける企業数が多い。
→ライバルが多い。


 つまり、学生の数自体は例年と変わらないにも関わらず、
 例年よりも、「狭い入り口」に、
 例年よりも、「多くの学生」


 詰め掛けているわけです。

 当然、就職活動に苦戦する学生が増えるに決まっていますよね。

 さて、そんな中、少しでも他の学生を出し抜くためには、どうしたら良いでしょう。

 企業側の視点から考えてみましょう。

 多くの学生が来てくれる、というのは、僕達採用する側からすれば、大変嬉しいことではあります。
 当然、優秀な学生が潜んでいる確率が高いわけですからね。

 しかし、
 例年より、多くの学生が来ると、僕達採用側も困ることがあります。
 それは、

 「たくさんの学生を見ないといけないので、面倒くさい。」ということです。

 言い方に棘があるかもしれませんが、要はそういうことです。

 説明会の日程を増やしたり、毎日のように面接をしないといけなかったり……

 こうなると、僕達採用側は考えます。

 「よし!もっと、最初の段階(筆記や適正、集団面接)でフルイにかけよう。

 こうして、比較的最初の段階で、多くの学生を落としてしまうことで、その後の手間を省くことを考えます。

 「全ての学生を、もっとしっかり見てくれ!」と言いたくなる学生の気持ちも分かりますが、残念ながら無理なんです。

 全ての企業の採用を、(勝手に)代表して謝ります。申し訳ありません。


 さて、こういうときに、僕達採用側にとって非常に便利なものがあります。

 それは『採用コンセプト』です。

 企業が採用活動を行う場合、よっぽど小さな企業じゃない限り、採用コンセプトというものがあります。

 そもそも、全ての面接を、社長一人で行えるのであれば、わざわざそんなものを制定する必要はありません。
 しかし現実的には、多くの面接官が多くの学生を見るので、
 「ある面接官では合格だが、ある面接官では不合格」
 といったようなことがあっては、困る
わけです。
 (ただそれでも、現実としては、往々にありうることですが…)

 そこで例えば、採用コンセプトを「コミュニケーション力と、協調性」などという形で定めるわけです。

 そして、「『コミュニケーション力と、協調性』があれば、とりあえず合格だけど、『コミュニケーション力と、協調性』が無い場合、どんなに他の部分が優秀でも、不合格」となってしまうんです。

 もし、入社したい、と思う企業があった場合、兎にも角にも、この『採用コンセプト』を掴むのが、極めて重要になってくるんです。

 企業としてはこの『採用コンセプト』、バレたら大変だというくらいの、

 いわば、採用の『基準』であり、『面接の弱点』です。

 何しろ、『それがあれば、合格』なわけですから。

 採用コンセプトは極めて重要で、就活中の学生にとっては、まさに、

 「内定への最短距離」になりうるものなので、

 次回も、少しこの話に触れていきます。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 22:50 | Comment(0) | 就活の裏側コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする