2009年05月10日

リクナビだけでいいのか 〜真の優良企業はどこにある〜

 皆さん、就活の状況はいかがでしょうか。

 既にポツポツと内々定が出始めている人一次面接すら通らない人、様々だと思います。

 今年の就活は、かなり採用を狭めている企業が多いので、まだまだ安心できないという人が大多数かもしれません。

 ところで、皆さんはどのように就活をしているでしょうか。

 おそらく大多数の方は「リクナビ」を使って、就活をしているんじゃないでしょうか。
 「マイナビ」や「en」を使っている人もいるかもしれません。


 ただ、ちょっと待って欲しいと思います。


 確かに「リクナビ」で就活をする学生が、おそらく今日本では一番多いでしょうし、それで間違いないと思います。

 ただ、僕はふと、本当にそれだけでいいのかな、と思ってしまいます。

 日本には300万社の企業があるらしいです。休眠会社などがあるとしても、おそらくその半分は、実際に何らかの営業活動を行っている会社があるわけです。

 その中でリクナビに載っている会社は、1万社にも満たないのです。
 
 つまり、299万社の会社のことは、(たとえ、リクナビ掲載企業を隅から隅まで全部見たとしても、)全く知らずに就活を終えるのです。

 もちろん、リクナビに載っていない会社は、新卒採用を行っていない可能性が高いです。
 実際に、全国の会社の中で、新卒採用を行っている会社は、約1%だと言われています。


 しかし、リクナビには載っていなくても、優秀な学生を新卒で採用したい、と思っている企業は、実はたくさんあるのです。

 以前の記事でも書きましたが、リクナビの掲載料は、非常に高いです。
 毎年、価格が変わるので一概には言えません(ちなみに今年は、だいぶ安いです)が、オプションなど含めると、300万円以上の金額をかける企業もたくさんあります。(学生の皆さんに、メール配信などでおススメされてくる企業は、さらに桁が一つ違う金額をかけていると思っていいです。)
 
 そうなると、「リクナビは高くて出せない」「でも、優秀な学生は大歓迎」という企業はどうしたらいいでしょうか。

 はっきり言いましょう。

 どうしようもないんです。

 値段の安い「マイナビ」や「日経ナビ」などに載せるという手もありますが、優秀な学生のほとんどは「リクナビ」で就活を決めてしまっているというのが現状です。

 現実としては、自社ホームページで細々と募集を出したり、フリーペーパーや新聞折込などに「新卒も歓迎します」などと書いてみたり、またはハローワークに出してみたりしているのが現実です。


 もし、今就職活動を行っている学生さんの中で「ちょっと手詰まりになってきたなぁ」と感じる学生さんは、一度、別の方向に目を向けてみたらどうでしょうか。


 有名な「〜〜ナビ」という名前のサイト以外にも、新卒向けの就活サイトは、たくさんありますし、もしかしたら自社のホームページで募集している会社も、見つかるかもしれません。

 別にそういった会社が、必ずしも優良企業だというわけではないですが、もしかしたら「これは!」と思うような、素晴らしい、面白い会社が見つかるかもしれません。

 何も、全く知らない会社に飛び込んで来いというわけではありません。

 就職活動のちょっとした寄り道感覚として、「リクナビ」以外の何かから、ヒントを探してみたらどうかな、と思うのです。

 そしてもし、面白い会社が見つかり、そういう会社が募集(たとえ中途社員の募集であっても)を出していたら、一度電話をしてみてください。(メールよりも、電話の方が思いが伝わります。)

 「ホームページを拝見し、是非御社で働きたいと思いました。新卒ですので、社会人経験はありませんが、是非一度面接の機会を頂きたいと思います。」とダメで元々で言ってみるのも、面白いと思いますよ。

 リクナビ掲載企業よりは競争率が低いはずですし、何よりも、

リクナビから応募しているだけの就職活動とは、一味違った就職活動の世界が広がることは間違いありません。

 何のために、就職活動をしているのか。

 それは、自分にとって本当に働きたい環境を見つけていくためですよね。

 そのために、決して楽ではない、就職活動をしているのだと思います。

 確かにもしかしたら、剣もほろろに断られてしまうかもしれません。

 しかし、今の就職活動に新たな突破口が欲しいと思うのであれば、やってみる価値は、充分にあると思います。

 是非、挑戦してみてください。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 10:58 | Comment(0) | 本当に学生がするべきこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月15日

新卒に企業が求める能力〜辞めない力?〜

 当ブログでは、色々な学生さんから、就職に関するご相談のメールを頂きます。

 個人的な悩みから、かなりマクロ的な経済事情に関するご質問まで、様々です。

(これまでメールで、ご質問を頂いた方、ありがとうございます。とても励みになっています。)
 
 先日、そんな中、就活の企業の求める力についてのご相談をいただきました。
 (メールをくれた、福岡県の大学生さん、ありがとうございました。
 そのご質問への返信を、紹介します。

 ご質問は、企業が求める能力・人材・強みとは何か、という内容でした。

 正直な話、それぞれの企業によって、大きく変わってくる部分なので、一概には難しいです。
 コミュニケーション能力を最優先する企業もあれば、個々のスキルを重要視するところもありますし、学歴を重要視する企業もあります。

 ただ、どんな企業にも、共通して言えることがあるとすれば、

 それは「辞めないこと」ではないかと思います。

 企業にとって、新卒で採用した人に、すぐ辞められてしまうというのは、本当にリスクなんです。

 リクナビ掲載料・マイナビ掲載料・備品(パソコン・机・イス)の購入費・説明会の会場費・採用にかかる人件費(面接官の給料等)・研修にかかる人件費・新人研修中の新人人件費(最初数ヶ月の給料)・社会保険料・新人歓迎会費・・・etc

 これらは、全て新卒採用にあたって掛かる費用です。

 企業規模や、採用人数(または計算方法)によって変わってきますが、全て総合すると、初年度だけで一人1000万〜2000万は裕にかかります。
(採用人数の少ない、コンサル系の会社だったりすると、もっとです。)

 しかし、新人の方が最初の一年で、1000万円分くらい稼いで、会社に貢献してくれるかと言うと、残念ながらそこまでは期待できません。

 中には、一年間ずっと研修という会社もありますので、この金額というのは、新卒が3年くらい働いて、会社の核の一つになってくれて、ようやく回収できる金額です。

 ですので、会社としては、新人にはなるべく長く働いて欲しい、というのが本音なんです。

 「起業志向のある学生大歓迎」という会社もありますけど、それでも2〜3年で辞められては、キツイと思います。
(まぁ、使えない中間管理職が、ずっと会社に居て、負担になっているのも問題ですが。)

 しかし、最近の学生さんは、本当にすぐ辞めちゃいます。
 去年、僕の会社に入社してくれた人の中にも、入社後1ヶ月で、辞めてしまわれた人がいます。

(もちろん、僕達にも、責任があると思います。採用コンセプトや、自社の事業のやりがいを、しっかりと伝えられなかったという反省は大いにしなければいけません。)

 そして、学生にとっても、すぐ辞めたくなるような会社を選ぶのは、履歴書に傷がつくわ、「新卒というカード」が無い分再就職が難しいわで、良い事は何もありません。

 「派遣切り」「内定取り消し」「100年に一度の不況」
などと騒がれているように、今年の就活は本当に厳しいです。
 正直、この時期に就活する学生はかわいそうだと思ってしまうくらい、大変だと思います。
 言うまでもなく、「就職氷河期」ですからね。

 つまり、どんな企業でも求める能力というのは、
【「忍耐力」があって、多少のストレスでも前向きに努力出来る人、そして企業にとっても厳しい時代だからこそ、長期的な姿勢で、企業の将来を考えられる人
だと思います。

 当たり前のことだと思われるかもしれませんが、
「こいつは、根性がありそうだな、忍耐力がありそうだな」
と思える人は、なかなかいません。

 その能力は、志望理由だとか、個々の能力だとかよりも、もっと前段階の問題です。

 逆に「忍耐力」があって、どんな苦境でも全力で頑張っているという姿勢を見せ続けられる人は、どんな企業からも高評価を受けることと思います。

 皆さんも就活の際、是非、そういった忍耐力をアピールポイントに加えてみてください。

 また、皆さんからのメールをお待ちしています。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 01:53 | Comment(1) | 就活の裏側コラム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月11日

春の就活生〜就活本格化!乗り遅れるな!〜

 4月。

 年度が明けると、2010年度採用の就職活動も、本格化してきます。

 まず、企業としても、3月までに説明会などを開いていた企業は、面接の予定などがドンドン入ってくるようになります。

 学生としても、新学期開始で、決してヒマではない中で、面接や説明会の予約を入れていかないといけないので、やはり忙しくなってきます。

 また、企業の中には、4月から説明会を始める企業もあります。

 その理由の一つとして、4月になると、リクナビの掲載料が安くなる、というのがあります。

 リクナビの掲載は、前年度の10月、つまり2008年10月〜2010年3月までの18ヶ月間掲載するというのが、一般的です。

 ところが4月から掲載を開始しようとすると、合計の掲載期間が短くなるので、リクルートの代理店の方で割引が行われるのです。

 そのため、企業の中には「リクナビに掲載するのは4月から。」とする企業がたくさんあります。

 実際にリクナビの掲載企業も4月になると、グッと多くなってくるのです。


 そんな事情もあって、4月に入ると、企業も学生も、にわかに就職活動に本腰を入れ始めます。

 さて、そんな中、4月になったら学生はどうしていけばよいでしょうか。

 答えは簡単です。

 見も蓋もない言い方にはなりますが、

 リクナビを含む就活サイトを見まくって、説明会のエントリーをしまくっていきましょう。

 一部の大手や、コンサル業界、外資系企業を除けば、3月まででエントリーや説明会を、全て終了させてしまうという会社は、そこまで多くありません。

 正直、今の時期ならば、「まだ、就職活動に関して、何もやっていない」という大学生でも、まだまだ間に合います。

 今の時期からでもいいので、動いていきましょう。

 4月は、授業などの始まりもあって、忙しいとは思いますし、休み明けなのでボーッとしてしまう気持ちも分かりますが、

 せめて、週1〜2のペースでは、説明会か面接に参加していって下さい。

 5月、6月から、やっていこうとなると、間違いなく出遅れます。

 就職活動の成功の秘訣は、僕は「企業の選り好みをしない」ということだと思います。

 「私は、この業界のこういう会社しか受けない」というスタンスだと、結果的に受ける企業が少なくなり、それらの企業に落とされた時、身動きが出来なくなります。

 説明会というのは、参加するだけで、その業界の様々なことを教えてくれますし、

 これまで興味の無かった業界に、興味を持つきっかけになります。

 ある一つの業界の大手のみに絞って、選考を受けていた結果、6月辺りで全て落とされて、止む無く秋採用に賭ける。
 しかも秋採用の頃になって、ようやく周囲の業界にも目を通し始める。
 という学生は、本当にたくさん居ます。


 典型的な、秋採用の説明会に顔を出してくる人の「言い訳」です。

 秋採用でも、優良企業は、たくさんありますが、本来ならば是非、春の段階で内定を決めて、楽しい夏休みを送って欲しいものです。

 2010年度採用は、かなり就職活動が厳しくなります。

 採用枠もかなり減ることは間違いないと思います。

 超優秀な学生さんで、受ければ片っ端から内定を貰える、という方なら全く問題ありませんが、

 2010年度の採用状況を見るに、一般の学生さんであれば、10〜20程度では、もしかしたら少ないかも知れません。

 とにかく最初は、「選り好みせずに、たくさんの企業の説明会に参加してみる」ということが、間違いなく重要です。

 忙しいのは、ライバルの学生も同じです。

 就活は、4月からが本番です。

 いい、スタートダッシュを決めてください。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 12:16 | Comment(0) | 時期別就活戦線 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする