2009年02月21日

G人事担当から見た『面接』(5)〜印象で合否が決まる!〜

 面接において、もっとも重要なことはなんでしょうか。

 その面接官の質問への答え、質問内容、それらももちろん重要です。

 しかし、

 実は、面接において一番重要なのは、


 その態度・印象です。


 一概に態度、と言っても、それには、

 元気の良さや、一生懸命さ、

 頭の良さそうな雰囲気、


 なども含まれます。


 何度も言うように、面接官、人事担当は、

 自分が一緒に働きたい、と思う人を採用します。


 もちろん、採用にあたっては、

 採用基準や、採用コンセプトというものが必ずあります。

 そして、人事担当は、必ずそれを守る必要があります。


 しかし、それらを時には無視させてしまうものが、

 「この人と一緒に働いてみたい」という気持ちです。

 「採用コンセプトには充分合致した学生だけど、
 こいつとだけは、一緒に働きたくない」


 という時は、大体落とされますが、

 「採用コンセプトからすると、ちょっと弱いけど、
 こいつと働いてみたいな」


 という時は、受かる可能性も、充分にあります。


 とにかく、目の前の面接官にそう思ってもらうことが、

 ある意味、一番の面接通過の近道とも言えます。


 では、どうしたら「一緒に働きたい」と思ってもらえるでしょうか。


 全ての面接官には、個人個人で異なった趣味や嗜好があるので

 一概には言えませんが、

 もし確実に面接官の心を掴む、イメージがあるとしたら、

 それは


 「一生懸命さ」と「謙虚で殊勝な態度」

 だと思います。


 この二つを体現出来る

 「いいイメージを持つ」というよりは、

 「悪いイメージを持つわけがない」んじゃないかと思います。


 皆さんも、

 謙虚常に奢らず、それで居て何事にも一生懸命取り組んでくれるような友人は、

 一緒に居て気持ちがいいと思います。


 ですので、正直、面接を受ける学生自身が、

 本当にそういった気持ちを持っているかは別
です。

 別に、本当は本命の企業じゃないとか、

 普段はあんまりやる気のない人間だとか、は関係ないんです。

 ただ面接を受ける時だけは、少なくともそういう

 『謙虚で』『一生懸命な』人間だと、

 面接官に思わせるように、心がけましょう。


 具体的には、

 ・自分を上げる内容は、必要以上に言わない。

 ・受験している企業を上げる。

 ・「学生である」自分を下げるセリフを入れてみる。

  例:「私は、社会に出たこともないので、正直、分かりませんが〜〜」

 ・知識自慢をしない。

 ・特に業界のにわか知識の自慢は、非常に印象が悪い。
  (はっきり言って、面接官の方がほぼ間違いなく詳しいです。)

 ・雑学披露をしない。

 ・「頑張ります。」「一生懸命〜〜」「どんなことでも〜〜」「やり遂げます。」

  などのセリフを、堂々と力強く言い切る。

 ・例:×「必ず御社のお役に立ちますので〜〜」
    ↓
    ○「御社の力になれるよう一生懸命努力いたします。」


 これらは、直接質問の答えの内容と変わってくるわけではありませんが、
 
 印象・雰囲気という部分に関して言えば、非常に重要です。


 学生は、未経験で正直すぐに戦力にならないことを前提で採用しています。

 ですので、すぐに何か事業を成功に導いてくれるような奇策を推進してくれることは、期待していません。


 面接官に、

 自分が「一緒に働いていて気持ちのよい、頑張ってくれる人間」

 ということを印象付けて下さい。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 14:47 | Comment(0) | 人事担当から見た、各種試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月15日

F人事担当から見た『面接』(4)〜質問=最大のアピールチャンス〜

 接を行った際、面接の最後に必ず面接官が言う言葉があります。

 「何か、ご質問はありますか?」

 大体こう問いかけると、

 5〜6割の学生はこう答えます。

 「特にありません。」


 2〜3割の学生はこう答えます。

 「面接の結果が出るのは、いつ頃ですか?」
 「今回の結果は、どのように〜〜」


 そして残りの1〜2割の学生は、

 積極的に質問をしてきます。


 聡明な、学生さんなら、僕が、何を言いたいか、
 
 もう分かっていると思います。

 最後の1〜2割の積極的に質問をする学生さんになってください。

 
 これは、初期の面接に限りません。

 説明会でも、集団面接でも、社長面接でも、同じことが言えます。
 
 皆さんは、面接の際、積極的に自分から質問が出来るでしょうか。


 5〜6割を占める大半の質問をしない学生さんの気持ちも、

 僕はすごく分かります。


 面接というのは、やはりかなり緊張するものです。

 面接官からの質問が全て終わったということは、

 ある意味試合終了のホイッスルです。

 早く、この緊張感の漂いまくっている部屋から飛び出して、

 緊張から逃れたい。

 タバコでも、吸いたい。

 コーヒーでも、飲みたい。

 パーッとパチンコでも打ちに行きたい。

 早く家に帰って寝たい。



 気持ちはすごく分かります。

 でも、それではダメ…

 とまでは言いませんが、

 ちょっと弱いかな、

 という印象を持ってしまいます。


 質問が終わると、面接官は、手に持っていたノートかメモ帳かファイルか何かを

 パタンと閉じてしまいます
よね。

 面接中に、面接官が何やら書き込んでいる、

 学生からすると、首を長く伸ばして覗き込みたくなるようなアレです。

 あのファイルやメモを、パタンと閉じたからと言って、

 面接が完全に終わるわけではありません。


 僕も持っていますし、何か書きます。

 でも、実はあのメモ。ほとんど意味はありません。

 意味がない、というのはちょっと言いすぎですが、

 正に「メモ」程度の意味しかありません。


 何度も言うように、合否を決めるのは、総合的な印象です。

 最後に「質問はありますか」と聞いた際に、

 待ってましたとばかりに、会社のことについて聞かれるのは、

 本当に印象が良いです。



 もちろん、次の面接の時間もあるでしょうから、

 そこまで時間は取れないかも知れないです
し、

 場合によっては、向こうから打ち切られてしまう場合もあるかもしれません。

 しかし、と最後の質疑応答は、

 面接における最後の自己アピールだと思ってください。


 そう思って頂いて、間違いありません。


 「質問をする」という行為は、

 言わばそのまま、

 「御社のことについて、興味がある」

 という心の表れ
です。

 
 面接時や、説明会、それこそ筆記試験においてさえも、

 「ご質問がありまして〜〜」

 と言われるだけで、

 「この学生は真剣に、うちの会社に入社を検討しているのだな」

 という印象を持ちます。


 自己アピールという観点で言うと、面接の最後は、

 正直積極的に質問をして、損はないと思います。

 質問の内容は、それこそいくらでも事前に考えておけます。

 各企業の、財務状況・広報活動・営業活動・成長性・社内の人間関係・福利厚生…etc

 企業のホームページや説明会の資料などを見て、どんどん質問内容を、捻り出してみてください。

 また、正直、全ての企業において言えることですが、

 その会社がどんな会社か、なんていうのは、

 実際に入社して働いてみないと分かりません。


 それでも、質問をして、他の学生が知らなかった企業の情報を知ることは、

 その次の面接でのネタになるかもしれませんし、

 何より、自分の中でも、その企業に興味を持って、

 企業を真剣に見る気になれます。


 そして、同時に面接での最終的な印象が良くなる、
 
 という自己アピールにもなります。



 何度も言うように、説明会で見える企業の姿というのは、ほんの表層の一部です。


 説明会では、大体どの企業もいいことを言います。

 そしてもちろん、面接での質問に対しても、いいことを言うと思います。

 ただ、答えを与える対象人数が圧倒的に少ないため、少し本音が出やすくなる場でもあります。

 僕も、面接での質問に対しては、弊社の悪い部分も正直に話してしまうことが、よくあります。


 自分が入ろうとする会社について、よく知るというのは、

 僕は、学生の義務だと思います。



 最近では、入社後に

 「こんな会社だと思わなかった。」

 「自分のやりたい仕事と違った。」

 「すごく居心地の悪い会社だった。」

 という声を聞くことも、少なくありません。


 それは、もちろん企業がしっかりと伝えなかったという責任もあると思いますが、

 同時に、学生側も本気で企業のことを知ろうとしていたのかな、

 という気持ちもあります。


 入社後に「こんなはずじゃ〜〜」と後悔しても、後の祭りです。

 就職活動中は、どうしても「内定」を取ることに夢中になってしまいがちです。

 人事担当に、役職者に、社長に、

 その会社の本当のところを、是非聞いてみてください。


 面接での質問=企業への関心

 に他なりません。


 自己アピールのためにも、

 企業の姿をより深く知るためにも、


 是非、臆さずに質問してください。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 00:45 | Comment(0) | 人事担当から見た、各種試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月10日

E人事担当から見た「面接」(3) 〜何を答えるべきか〜

 接に行くと、当然面接官はあなたに質問します。
 
 その質問に対して、

 「何を」

 「どのように」

 答えるかによって、学生が採用されるかどうかが決まります。


 つまり、質問への「答え」と、「答える際の態度」です。


 「答える際の態度」については、次々項に譲るとして、

 ここではまず、答える内容についてです。


 最近では、

 企業も、容易に面接対策をされないように

 本当に多種多様な質問を用意しています。


 もちろん、、「志望動機は?」や「あなたの長所は?」のような、

 ありきたりな質問
もありますが、

 中には、

 「あなたを、四字熟語でたとえると?」

 や

 「あなたが最近読んだ本を、5つ教えてください。
 そして、そのうちの1冊の内容を紹介してください。」


 くらいなら、まだいい方で、

 「あなたは、前世はなんだったと思いますか、また、生まれ変わるとしたら、来世は何に生まれたいですか。」

 などという、「ちょっとアブない人なんじゃ……」と思う質問や、

 「先日、文化庁よりBlu-ray Disc対応機器を私的複製の補償金制度対象とすることに際して、著作権法施行令の一部を改正するというニュースがありましたが、あなたの私見を聞かせてください。」

 というような、思わず「ポカーン」としてしまうような質問まで、様々です。


 正直、考えうる全ての質問の答えを用意しておくことは、もちろん不可能です。

 ですので、用意しておけるのは、志望動機や長所・短所、それこそ履歴書に書いたような内容くらいで、

 全ての質問に対して、完璧な解答を用意する、というのは、

 はっきり言って無理です。



 「みんなの就職活動日記」などで、面接の内容が公開されまくっているのを見ているので、

 私達人事担当も、とても想定出来ないであろう質問を、日夜考えています。

 なので、そこは、早々に諦めた方がいいです。


 じゃあ、どうしたらよいか。


 それは、芯を持った自分、をちゃんとつくりあげておくことです。


 まず、しっかりと自分の長所を表している経験や実績を、

 5つくらい用意しておきます。


 そして、

 「自分はどういう人間か」

 「なんで、自分は働くのか。」

 「将来、〜〜年後、自分はどうしたいか」

 「この会社で、自分はどんな仕事をしたいか」
 を、それぞれ考えておいて下さい。


 もちろん、志望動機・長所・短所も当然です。

 それにプラスして、余裕があれば「企業の業界ニュース」くらいを

 サラッと
流しておけばよいと思います。


 それだけで、ほとんどの企業の面接には、対処できると思います。

 組み合わせや、応用で、何とかなるはずです。


 明らかに、解答不能な質問や、聞いたことのない言葉を含む質問の場合は、

 「すみません、不勉強で大変恐縮ですが、〜〜はどういう意味でしょうか。」

 「〜〜のニュースについては、存じませんでした。」


 と答えてください。

 無理に、的外れな答えを捻り出すよりは、間違いなく好印象です。

 場合によっては、正直にそう言えるかを、試している場合もあります。


 ある程度の用意をして、あとは自信を持って堂々としていること。

 面接官は、学生さんのことを知りたい、と思っているのです。

 そのための質問です。

 あなたの経験や考えを、しっかりと伝えてください。

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posted by 某企業新卒採用担当M at 02:32 | Comment(0) | 人事担当から見た、各種試験 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする